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警告 |
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システムに他のオペレーティングシステムがあり、共存 (デュアルブート) させる場合、インストーラを起動する前に、確実にシャットダウンしてください。他のオペレーティングシステムがハイバネーション (ディスクへのサスペンド) した状態で、オペレーティングシステムをインストールすると、再起動時に、サスペンドしたオペレーティングシステムの状態を、失ったり障害を与える可能性があります。 |
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注記 |
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グラフィカルインストーラで起動する方法は、「グラフィカルインストーラ」 をご覧ください。 |
USB からブートできるコンピュータの場合はおそらくこれが最も簡単なインストール方法です。 さて、「ブートデバイスの選択」 と 「USB メモリでの起動用ファイルの準備」 の内容すべてを準備しました。それでは USB コネクタに USB メモリを差し込んで、コンピュータを再起動してください。システムが起動し、USB メモリを作成するのに柔軟な方法で有効にしていない、などという事がなければ、グラフィカルなブートメニューが (それをサポートしているハードウェアでは) 表示されるはずです。ここで様々なインストールオプションを選択するか、単に Enter を押してください。
If you have a set of optical discs, and your machine supports booting directly off those, great! Simply configure your system for booting off an optical disc as described in 「ブートデバイスの選択」, insert the disc, reboot, and proceed to the next chapter.
Note that certain optical drives may require special drivers, and thus be inaccessible in the early installation stages. If it turns out the standard way of booting off an optical disc doesn't work for your hardware, revisit this chapter and read about alternate kernels and installation methods which may work for you.
Even if you cannot boot from optical disc, you can probably install the Debian system components and any packages you want from such disc. Simply boot using a different medium and when it's time to install the operating system, base system, and any additional packages, point the installation system at the optical drive.
起動に問題があれば、「インストールプロセスのトラブルシューティング」 をご覧ください。
Windows からインストーラを起動するには、
obtain installation media as described in 「Official Debian GNU/Linux installation images」 or 「USB メモリでの起動用ファイルの準備」 or
Debian ミラー上の tools/win32-loader/stable/win32-loader.exe で入手可能なそれだけで起動する Windows の実行ファイルをダウンロードします。
If you use optical installation media, a pre-installation program should be launched automatically when you insert the disc. In case Windows does not start it automatically, or if you are using a USB memory stick, you can run it manually by accessing the device and executing setup.exe.
プログラム起動後は、いくつか予備的な質問がなされた後、再起動して Debian GNU/Linux インストーラを起動する準備が整います。
(Windows ではなく) DOS で起動する。これを行うには、リカバリディスクか診断ディスクから起動します。
インストール CD を使える場合は、カレントのドライブを CD-ROM ドライブに変更してください。例えば
d:
とするか、あるいは 「loadlin を使用した DOS からのハードディスクインストーラ起動」 で説明したようにハードディスクをまず準備して、必要であればカレントドライブを変更します。
cd \install.386
などとして使いたいフレーバーのサブディレクトリに入ってください。グラフィカルインストーラの方を使いたい場合は、gtk
サブディレクトリに移動してください。
cd gtk
続いて、install.bat を実行してください。カーネルが読み込まれインストーラシステムが起動します。
ハードディスクからインストーラを起動するには、「ハードディスク起動ファイルの準備」 に記述している必要なファイルを、まずダウンロードして配置しなければなりません。
起動のためだけにハードディスクを使用する予定で、ネットワークからすべてダウンロードするのなら、netboot/debian-installer/i386/initrd.gz
ファイルとそれに対応するカーネル netboot/debian-installer/i386/linux
をダウンロードするとよいでしょう。これはインストーラを起動するハードディスクのパーティションを、切り直すことができます。(注意して行ってください)
Alternatively, if you intend to keep an existing partition on the hard drive unchanged during the install, you can download the hd-media/initrd.gz
file and its kernel, as well as copy an installation image to the hard drive (make sure the file is named ending in .iso
). The installer can then boot from the hard drive and install from the installation image, without needing the network.
LILO では、/etc/lilo.conf
の非常に重要な次の 2 点を設定します。
起動時に、initrd.gz
インストーラをロードする。
RAM ディスクをルートパーティションとして使う vmlinuz
カーネルを設定する。
/etc/lilo.conf
の例を示します。
image=/boot/newinstall/vmlinuz label=newinstall initrd=/boot/newinstall/initrd.gz
詳細は initrd(4) や lilo.conf(5) といったマニュアルページをご覧ください。そうしたら lilo
を実行し再起動してください。
GRUB1 での手順もよく似ています。/boot/grub/
ディレクトリ (時には /boot/boot/grub/
ディレクトリ) に、menu.lst
を配置して、例えばインストーラ用に以下の行を追加してください (/boot
が第一ディスクの第一パーティションにあると仮定します)。
title New Install root (hd0,0) kernel /boot/newinstall/vmlinuz initrd /boot/newinstall/initrd.gz
GRUB2 での手順もよく似ています。ファイルは menu.lst
ではなく grub.cfg
という名前です。例えばインストーラのエントリは以下の例の様になります。
menuentry 'New Install' { insmod part_msdos insmod ext2 set root='(hd0,msdos1)' linux /boot/newinstall/vmlinuz initrd /boot/newinstall/initrd.gz }
この後は、GRUB と LILO に違いはありません。
ネットワークからの起動には、ネットワーク接続と TFTP ネットワークブートサーバが (自動化でのネットワーク設定には恐らく DHCP, RARP, BOOTP も) 必要です。
ネットワーク起動をサポートするためのサーバ側の準備については、「TFTP ネットブート用ファイルの準備」 で説明します。
i386 での TFTP ブートはいろいろな方法があります。
ネットワークインターフェースカードやマザーボードが、PXE ブート機能を提供しているかもしれません。これは Intel™ による、TFTP ブートの再実装です。そうであれば、ネットワークから起動できるように BIOS を設定することができます。
etherboot project では、 TFTP ブートを行うブートディスケットとブート ROM を提供しています。
インストーラを起動する際に、Debian のロゴと以下のようなメニューを表示する、フレンドリーなグラフィック画面を表示します。
Debian GNU/Linux installer boot menu Graphical install Install Advanced options > Help Install with speech synthesis
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注記 |
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このグラフィカル画面はコンピュータのブート方法 (BIOS か UEFI) によって微妙に異なるかもしれませんが表示されるオプションは同一です。 |
インストール方法によっては「グラフィカルインストール (Graphical install)」オプションは利用できないかもしれません。2つのアーキテクチャを収録したイメージでは各インストールオプションの64ビット版がすぐ下に追加されるため、オプションの数は約2倍になります。
通常のインストールでは、「Graphical install」 か 「Install」 のどちらかのエントリを選択し、キーボードの方向キーを使うか先頭の (強調されている) 文字を入力し、Enter を押してインストーラを起動してください。「Graphical Install」 のエントリがデフォルトで選択されています。
「Advanced options」 エントリでは、インストーラをエキスパートモードやレスキューモード、自動インストール用などで起動できる、第 2 メニューにアクセスできます。
インストーラやカーネルに起動パラメータを追加する必要がある場合は、Tab (BIOS ブート) または e (UEFI ブート) を、次に down arrow を3回、それから end を押してください。これで、選択したメニューエントリのブートコマンドに入り、要望に合わせて変更できます。ヘルプ画面 (後述) では、いくつか共通で使用可能なオプションを列挙しています。オプションを指定してインストーラをブートするには、Enter (BIOS ブート) または F10 (UEFI ブート) を押してください。Esc を押すと、ブートメニューに戻り、行った変更を取り消します。
「Help」 エントリを選択すると、有効なヘルプ画面の概要をすべて表示する、最初のヘルプ画面が現れます。ヘルプ画面を表示した後で、ブートメニューに戻るには、ブートプロンプトで 「menu」 と入力し、Enter を押してください。ヘルプ画面にはすべて、次のようなブートコマンドを入力できるブートプロンプトがあります。
Press F1 for the help index, or ENTER to boot:
このブートプロンプトでは、Enter を押してインストーラをデフォルトオプションで起動するか、特定のブートコマンドや (追加で) 起動パラメータを入力するかのどちらかを行えます。いくつかの有用だと思われる起動パラメータは、様々なヘルプ画面で見つかります。ブートコマンドラインにパラメータを追加する場合、最初のパラメータの前にまず、ブート方法 (デフォルトは install
) と空白を必ず入力してください (例: install fb=false
)。
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注記 |
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この時点では、キーボードをデフォルトのアメリカ英語レイアウトとして扱います。このため、あなたのキーボードが異なる (言語特有の) レイアウトの場合、パラメータを入力する際に画面に表示される文字は、あなたが期待するものと異なる場合があります。Wikipedia には、使用する正しいキーを見つけるための参照に使用できる、US キーボードレイアウトの図 があります。 |
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注記 |
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シリアルコンソールを使用するのに BIOS の設定が必要なシステムを使用している場合、インストーラ起動時の最初のグラフィカルスプラッシュ画面を見ることができないでしょうし、さらにはブートメニューも見ることすらできないでしょう。テキストインタフェースを VGA コンソールに提供する、リモート管理デバイス経由でインストールしている場合も同じことが起こります。こういったデバイスの例は、Compaq の 「integrated Lights Out」 (iLO) や HP の 「Integrated Remote Assistant」 (IRA) のテキストコンソールを含みます。 グラフィカルブート画面をバイパスするため、テキストブートプロンプトを得るのに、見えない状態で Esc を押すか、(同様に見えない状態で) 「H」 に続いて Enter を押して、前述の 「Help」 オプションを選択できます。この後、キー入力をプロンプトに表示するようになるはずです。インストールの残りの作業で、インストーラがフレームバッファを使用しないようにするには、ヘルプテキストにあるように、ブートプロンプトに |
グラフィカルバージョンのインストーラは 32-bit PC を含めた、限られたアーキテクチャでのみ利用できるようになっています。グラフィカルインストーラとテキストベースのインストーラは基本的に同一のプログラムを異なるフロントエンドと組み合わせているため、機能は本質的に同一です。
機能は同等ではありますが、グラフィカルインストーラには大きな利点がいくつかあります。最大の利点はサポートしている言語が多いことで、つまりテキストベースの「newt」フロントエンドで表示できない文字セットを使える点です。使い勝手についてもマウスを使えるという選択肢や場合によっては複数の質問を1画面に表示できる等、いくつか利点があります。
The graphical installer is available with all CD/DVD images and with the hd-media installation method. To boot the graphical installer simply select the relevant option from the boot menu. Expert and rescue mode for the graphical installer can be selected from the 「Advanced options」 menu. The previously used boot methods installgui
, expertgui
and rescuegui
can still be used from the boot prompt which is shown after selecting the 「Help」 option in the boot menu.
netboot 可能なグラフィカルインストーライメージもあります。また、特別な「mini」ISOイメージ[5]もあります。主にテスト向けに有用です。
テキストベースのインストーラと全く同じように、グラフィカルインストーラの起動時にも起動パラメータを追加できます。
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注記 |
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グラフィカルインストーラはテキストベースのインストーラと比べ、実行に著しく多くのメモリを必要とします (550MB)。十分なメモリを利用できない場合には、テキストベースの 「newt」 フロントエンドに自動的にフォールバックします。 システムのメモリ量が 400MB に満たなければ、テキストベースのインストーラをブートした場合には機能したとしても、グラフィカルインストーラでは全くブートできないかもしれません。利用可能メモリの少ないシステムではテキストベースのインストーラの利用を勧めます。 |
[5] mini ISOイメージは 「Debian ミラーサイトからのファイルのダウンロード」 で説明しているように Debian ミラーからダウンロードできます。netboot/gtk/mini.iso
を探してみてください。